自動車保険って本当にいろいろあって、どれにすればいいのか難しいですよね。そんなあなたに、自動車保険を選ぶ際のポイントをお教えします。


任意自動車保険とは

自賠責保険の補償を超える損害を被ったとき、それを補償してくれるのが任意自動車保険です。

かつて任意自動車保険は、どの損害保険会社でも価格、補償内容について共通の商品を販売していました。異なるのは事故処理などのサービス部分だけだったわけです。

ところが保険の自由化が進み、各社は独自の自動車保険の開発・販売に取り組むようになり、商品そのものにもかなりの多様化が見られるようになりました。現在では種々の補償や特約、サービスに工夫を凝らした、さまざまな自動車保険商品が飛び交っています。また販売ルートも、自動車販売ディーラーやプロの損害保険代理店から購入しているケースは多いものの、最近では通信販売やインターネット販売もかなり認知が進み、価格にも開きが出てきました。

また、それぞれの商品は少しずつ補償やサービスの内容が異なることから、また、商品内容が頻繁に改定されるということもあり、現在の自動車保険は単純な比較が難しいという現実があります。

とはいえ、任意自動車保険の基本構成にはさほど変化はありません。その柱は“他人のための賠償保険”と“自分のための保険”の2つ。さらに、自分のための補償はケガに対する補償と、車に対する補償に分けることができます。